
写真の中の花や服の色を自由に変えたいな〜
このような悩みに答えていきたいと思います。

写真の加工をするときに、特定の箇所の色を違う色に変えたいことってありますよね。
Photoshopの副業や在宅ワークでも、クライアントから「白い花を赤い花に」「青い服を緑の服に」など、色の置き換えは要望の多い作業の一つです。
そこで本記事では、Photoshopを使って色を置き換える4つの方法をわかりやすく解説します。

画像を使って、初めての方にもわかりやすく解説していきます。
この記事を読んで、色の置き換えをマスターすれば、写真内の色を好きなように変更することができますので、ぜひ参考にしてくださいね。
色の置き換えを使った方法

Photoshopで色を置き換える方法はいくつかありますが、その中でも比較的簡単にできる「色の置き換え」を使った方法からご紹介します。
色の置き換えを使った作業手順
まずはPhotoshopで画像を開きます。

上部メニューのイメージから色調補正を選択し、色の置き換えを選択します。

表示された「色の置き換えパネル」の左にあるスポイトを選択。
そのあと続けて画像内の変えたい色をクリックします。

ちなみに、2つ目のスポイトで選ぶ色を追加していくことができます。
3つ目のスポイトは逆に削除していくことができます。
上手に使い分けていくと綺麗に選択範囲を取ることができます。

「許容値」とかかれた数字を大きくすると範囲が広がりますので、大きめに設定するのがポイントです。
下にある「色相・彩度」のバーを変更するか、「四角の色窓」をクリックして色を直接選ぶことで、好きな色に変更することができます。

これで完成です!簡単ですね。


明暗もしっかり変更されていますね。
色の置き換えツールを使った方法

続いて「色の置き換えツール」を使った方法をご紹介します。

さっきの「色の置き換え」と何か違うの?

「色の置き換えツール」は、ブラシを使って塗りながら置き換えできるんです。
色の置き換えツールを使った作業手順
まずはPhotoshopで画像を開きます。

次に「ブラシツール」を長押しして、3番めにある「色の置き換えツール」を選択します。

上部に表示されている設定を確認していきます。
モードは「カラー」、スポイトは中央を選択、制限は「隣接」を選択します。

許容値はお好みでOK(30%くらいがおすすめ)

塗りのパレットをクリックして、変更したい好きな色を選びます。

あとは変更したい箇所をブラシで直接塗っていきます。


はみ出しを防ぐためにブラシサイズは小さめにするのがポイントです。
これで完成です!


ブラシを使いながら、色を塗るように変えることができるね。
調整レイヤーを使った方法

この「調整レイヤー」を使った方法は、先の2つの方法とは違い、直接データを変更しないやり方なので、後から変更を加えやすいおすすめの方法です。

ちょっとむずかしいかもだけど、チャレンジしてみてね。
調整レイヤーを使った作業手順
まずはPhotoshopで画像を開きます。

まず、レイヤーパネルの下にある「新規調整レイヤー」のアイコンをクリックして、「色相・彩度」を選択。

次に上部メニューの「選択範囲」から「色域指定」を選択します。

次にパネル右下にある「スポイト(左)」をクリックし、画像内の色を変えたい箇所をクリックします。
するとプレビュー画面に白い部分が現れます。この範囲が選択されている箇所になります。
続けて「範囲」と「許容量」を好みの範囲に調整します。


ちなみに一番下の「選択範囲のプレビュー」は「なし」にしておきます。
最後に先程作成した「色相・彩度」のパレットを好きなように調整して、好みの色に変更します。

これで完成です。


別に用意した選択範囲と組み合わせることで、さらに綺麗に調整ができます。
白や黒などのモノトーン色を置き換える方法

「色の置き換え」は文字通り、あらかじめ色があるものに対して使うことができます。
そのため「白」「黒」「グレー」などの色味を持たない無彩色には、置き換え機能を使うことができません。

あ、本当だ。白や黒だと色が置き換えられない。

その場合は色をつけてあげれば大丈夫です。
無彩色のモノトーンに対しては色をつけることで、置き換えができるようになります。
モノトーンカラーの色を置き換える作業手順
まずはPhotoshopで画像を開きます。

「調整レイヤーを使った方法」でご紹介した時と同じく、「色域指定」を使って白い服を選択します。
上部メニューから「選択範囲」を選択し「色域指定」をクリック。

3つのスポイトを使って椅子を選択します。
このとき影もスポイトで追加していくのがポイント。

選択範囲ができたら、レイヤーパレットから「新規レイヤー」のアイコンをクリックします。

上部バーの「編集」から「塗りつぶし」を選択します。

「内容」を「カラー」にするとカラーピッカーが開くので、好きな色を設定します。

そうすると、先程選択した範囲が指定した色で塗りつぶされます。

色を馴染ませるための設定を行います。
右側の不透明度を50%前後にして、左側の描画モードは変化をみながら自然に見えるモードを選びます。


今回は「不透明度60%」「焼き込み(リニア)」を設定してみました。
これで完成です。

陰影を含めてとても自然に色を変えることができました。

黒の場合は描画モードを「通常」にすると馴染みやすいですよ。
Photoshopで色を置き換える4つの方法:まとめ

以上、Photoshopで色を置き換える4つの方法でした。
色を置き換える方法は大きく分けて4つ。
- 色の置き換えを使う
- 色の置き換えツールを使う
- 調整レイヤーを使う
- 塗りつぶしを使う
色の置き換えは画像加工の基本。
クライアントからの要望も多い仕事の一つなので、この記事を読んでぜひ繰り返し実践してみてくださいね。
色の置き換えが出来るようになったら、実際に在宅ワークで案件を探してみましょう。

何度も練習して、ぜひ身につけてくださいね。